ワシントン条約に抵触! 三線を海外へ

satoshi@宜野湾

2007年03月14日 13:00


 三線に使用されるニシキヘビの皮は、ワシントン条約に抵触するため、手続きをしないと没収されてしまいます。

 そこで、税関に問い合わせしました。
 沖縄税関の相談窓口で、丁寧に教えてくれました  
(沖縄地区税関 税関相談官 電話098ー863ー0099)

1)手続き書類が無ければ、没収される
2)個人の所有で、持ち帰るのであれば、外国製品の持ち出し手続きをすれば大丈夫。これは、空港で書類を書くことができる。
3)輸出する場合は、経済産業省の手続きが必要

注意点
1)電話で言われましたが、この書類は「日本の出国、再度持込み」を可能にするもの。相手国への持込みと再度出国を100パーセント保証するものではない。(ここは慎重な言い方でした) もし、高価なものなら、相手国の領事館に確認した方が良い。

私の感想
1)これは、沖縄の税関での説明です。他府県の税関では、もっと面倒な説明かもしれません(三線を知らないので) 逆に言えば、沖縄の税関で確認することが良いでしょう。税関の業務は、全国一律ですから。
2)念のため、相手国の確認する場合ですが、これはたらい回しの可能性がですね。三線が何か分からないわけですから。相手国の団体の招待状などあると、スムーズに行くそうです。「余興で三線お願いします」みたいな英文&サイン入り文書があればOKかな(笑)

私の体験
 台湾に行きましたが、ハードケースに入れた三線は、「ノーチェック」でした。機内持込みの手荷物サイズよりも大きいので、「預けろ!」と言われます。しかし、「楽器なのでNO」と言いましょう! 難しい英語でなくても、「ミュージック! 小型のギター」と言えば通じます(笑) 機内では上の物入れに収納します。
 結果的に「ノーチェック」だったので、ヘビ皮でも関係無かったわけです。しかし、厳しいチェックを想定した方が良いでしょう。
 
 同行者は、手に持った鞄に小さなハサミが入っていたため、別室に呼ばれて裸にされる位の勢いで調べられました。むしろ、金属が要注意です。私は、ペットボトルを捨てられました(泣)

確認してください!
 これは、あくまでも私の調査&体験です。また、アメリカ等はチェックが厳しいと聞きます。三線を海外へ持ち出す際には、再度ご確認をお願いします。

また、経験などはコメントして頂けると助かります!!! 
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