ヨシモト流 地域活性化術

ヨシモト流 地域活性化術


竹中功・たけなかいさおさんは、吉本興業の制作・営業統括本部執行役員。NSC(吉本総合芸能学院)の創設に携わり、一期生のダウンタウンの面接も担当する。沖縄関係では、映画ナビィの恋のプロデューサーを務めた。

ヨシモト流 地域活性化術


 こんな凄い竹中さんが、路上で講演するコザも凄い(笑) まちづくりトークチャンプルー&パーリー 会場は、カフェ・バーコザクラにて。http://kozakura.ti-da.net/

第1部 ヨシモト流〜地域活性化術! 講師:竹中功さん

 この街とのつながり。映画ナビィの恋のサントラは、邦画のサントラとしては一番売れている。その録音をコザのスタジオで行った。

 現在は、渋谷で「ヨシモト∞(むげんだい)」という劇場を担当。1年365日、毎日5時間のライブが無料で見れる。また、契約すればスカパーやパソコンでも視聴が可能。http://www.fandango.co.jp/mugendai/
 「渋谷の町をキャンパスに」NPOシブヤ大学にも関わる。http://www.shibuya-univ.net/
 
 商店街の活性化などの依頼もある。A商店街新喜劇の提案という企画を書いたとする。しかし、依頼主から「これ、B商店街でも、C商店街でも同じとちゃう!?」とツッコまれたりする。「あちゃ〜、その通りや。パソコンで固有名詞を一括変換しただけや〜」とは言わない(言えない)。
 そこで、逆に質問する。「Aという町の名前の由来は?」「AとBとCの商店街の違いは?」「徒歩圏内の住民構成は?」など。これを次回の宿題とし、気付いたことを大きな紙に書いて、部屋中に貼り出す。すると、その町のオリジナルが見えてくる。「とうふ屋の主人はピアノが上手や」とか、面白い(どうでも良い?)話が沢山でてくる。
 大切なことは、依頼するだけでなく、自ら作る作業。イベントで芸人を呼べば、人は集まるが、いなければ来ない。その怖さも十分に知っている。「足りないこと」に、目を反らしてはいけない。
 
 映画・ナビィの恋は、大ヒットした。関西出身の監督と自分の作品。沖縄の材料を料理した。沖縄にいては見えない、分からない視点があった。沖縄のオバーが、スーパーキラーコンテンツとは、分からなかった。沖縄の皆さん、悔しがってください(笑) まずは、沖縄から出て、外の視点を身に付けよう。

 沖縄は、人間(じんかん)距離が、近い。昨晩も、居酒屋で見知らぬ人から、「結婚祝いのビデオメッセージをどうぞ! 」と言われた。一体、誰やねん(笑) でも、翌朝会うと、結構シャイだったりする。これって、県民性でしょうか!?

 音楽関係で言えば、若手ミュージシャンは、練習場所に困っている。無料で、練習させてコザを音楽の町にしたら!? その近所の食堂や喫茶店で、ミュージシャン同志で交流したり、ファンと出会えたら良いでしょう。ニューヨークのオフ・ブロードウェイが、そんな感じ。

 沖縄は、大都市を参考にせず、マイペースで。他所は、見なくてもよい。テーマは、ズバリ独立でしょう。材料は、沢山あります。

質議応答

 内容は、忘れました(笑) 質問に対し、「それって、全然アリ、早くしないと、ウチでパクりまっせ〜」という竹中さんの答えが印象的でした(爆)

交流パーリー

 コザクラを始めとする近所のお店からの、ごちそうが並びました。韓国料理、タイ料理など。

ヨシモト流 地域活性化術


 沖縄ちんどん屋同好会 http://okinawachindon.ti-da.net/のライブです。ステージ衣装のまま、講演を聞いていて(スタンバイ?)、御苦労さまでした。この日は、人数も少なくて、ちょっと苦戦中・・・。
 
ヨシモト流 地域活性化術


ひがよしひろさんhttp://azok-studio.hp.infoseek.co.jp/top.htmのライブです。「沖ちん同の後は、やりやすいな〜」と謎の発言。頑張れ、沖ちん同!

ヨシモト流 地域活性化術


『なんだこりゃ〜沖縄』http://www.borderink.com/list/list-photo-page/esseicolumn/nanda2.htmの著者のわうけいさおさんです。酔った勢いか!?吉本興業の敏腕プロデューサー相手に、一歩も引きません。何やら、熱弁をふるっています。

感想
 私も、名刺を渡して挨拶したら、「ブログは今晩、見させて頂きま〜す」とのこと。たとえ、お世辞でも、嬉しいですね(笑) 私の話からも、何かを得ようというエネルギーを感じました。真にクリエイティブな人なんですね!
 
 既に吉本興業で地位を築きながらも、大学院で学び、また若手の育成(吉本興業だけでなく、NPOまで)に力を入れる。真に大切なものは、人のつながり。そう感じた、一日でした。

ヨシモト流 地域活性化術


三線二次会は、民謡酒場へ。こうして、沖縄の長い夜は続く・・・。


同じカテゴリー(お勉強)の記事
カッコイイ !
カッコイイ !(2011-07-02 10:27)

この記事へのコメント
さとしさん、土曜日は楽しかったですね。コザの街って、やっぱりいいですよね~。沢山の人に足を運んでほしいな~。かくいう私も、沖ちんの活動以外になかなか足を運ぶ機会がありません。那覇の栄町にしてもそうですが、大きな商業施設とは違った、魅力あるまちぐゎー大切にしたいですね。行けばよさがわかる。でも、どうしたら人を呼べるのか答えが見つからない。これからも沖ちんの活動をとおして、まちぐゎーを華やかしながら模索していきます。

また、民謡酒場行きましょうね!民謡酒場もまた一つのコミュニティー。いい味出してます。
Posted by かもりん at 2006年08月28日 20:12
>かもりん 様

 遅くまで、お疲れさまでした。講演を聞いて、コザの町そのものが「コザ大学」なのだと実感しました。ちなみに私の最終学歴は、「島マス記念塾」です(笑)

 感想で、「お世辞でも嬉しいね〜」などと書きました。メールを送ったら、竹中さんより「ブログ見ました」と返信ありました・・・。

 やっぱりスゲエ人です。本当に失礼しました!!!(泣)
Posted by satoshi@沖縄三味線天国 at 2006年08月28日 23:23
殿!コザの町を活性化するためにちょんまげの姿まで、、。何かあったら協力しまっせ!竹中さんも凄いがみんなも熱い!お話聞きたかったな
Posted by Dr.k at 2006年08月29日 20:05
>コザんちゅのDr.Kさん、コメントありがとう。色々と、イベントがありますから、またどうぞ! 一番大切なことは、「人の力」ですから〜。 「ちょんまげ姿」は、コザの活性化ではなく、自分自身の活性化でしたが(笑)
Posted by satoshi@沖縄三味線天国 at 2006年08月29日 23:19
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。