御座楽 幻の琉球王府宮廷楽

御座楽 幻の琉球王府宮廷楽

御座楽は、1653年から約200年間の江戸上りで、江戸城内での15回にわたる演奏記録の残る、琉球王府の宮廷音楽でした。しかし、琉球王国の消滅後は、幻の音楽となってしまいました。

御座楽を復元しようという事業が15年ほど前から、沖縄県で始まりました。江戸上りの使者たちが帰路に献上した楽器(18~20種)が名古屋の徳川博物館、水戸徳川家に保管されていました。沖縄県ではそれらを参考に、復元レプリカを作成しました。

動画あり

御座楽 幻の琉球王府宮廷楽

楽器は右から長線(ちょうせん)、三絃(さんげん)

御座楽 幻の琉球王府宮廷楽

楽器は右から揚琴(ようしん)、琵琶(びわ)

御座楽 幻の琉球王府宮廷楽

楽器は右から二絃(にせん)、提箏(ていそう) 特にこの手で持つ箏の「提箏」が、面白いですね。



琉球王府時代の演奏の再現です。曲のタイトルは閙元宵(どうげん しょう)。

object width="425" height="355">

琉球王府の時代の再現です。曲のタイトルは紗窓外(さそうがい) 中国語で歌っています。

琉球歴史ロマン この演奏は、まるきり中国風ですね。琉球古典音楽は、中国からの影響、本土からの影響を受けて独自の発展をしたと思います。どのように影響があったのか!? 考えると楽しいですね~。

今回の演奏は、浦添てだこ小ホール完成の記念公演でした。



タグ :沖縄御座楽

同じカテゴリー(御座楽)の記事

この記事へのコメント
この間gは誘っていただきありがとうございました。
御蔭で近くから御座楽を見れて感動でした。

琉球古典音楽との関連性はとても気になるところです。
また組踊の創始者、玉城朝薫も楽童子を務めていたということなので
非常に興味深いです。

台湾のサイトですが御座楽四曲が紹介されている動画サイトです。
興味があれば見てみて下さい。

藝海漫遊第一百集:琉球宮廷樂舞-御座樂

→http://ntdtv.com/xtr/b5/2005/10/05/a_34419.html
Posted by matakyon at 2008年06月03日 21:02
お元気そうで、何よりです!

いきなり文字化け! いや台湾のサイトですか(笑) 歌詞もありますね。ユーチューブでも、「御座楽」は投稿が多数ありました。
Posted by 沖縄三味線天国 at 2008年06月04日 15:57
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。