御座楽 幻の琉球王府宮廷楽

satoshi@宜野湾

2008年06月02日 22:54



御座楽は、1653年から約200年間の江戸上りで、江戸城内での15回にわたる演奏記録の残る、琉球王府の宮廷音楽でした。しかし、琉球王国の消滅後は、幻の音楽となってしまいました。

御座楽を復元しようという事業が15年ほど前から、沖縄県で始まりました。江戸上りの使者たちが帰路に献上した楽器(18~20種)が名古屋の徳川博物館、水戸徳川家に保管されていました。沖縄県ではそれらを参考に、復元レプリカを作成しました。

動画あり


楽器は右から長線(ちょうせん)、三絃(さんげん)



楽器は右から揚琴(ようしん)、琵琶(びわ)



楽器は右から二絃(にせん)、提箏(ていそう) 特にこの手で持つ箏の「提箏」が、面白いですね。



琉球王府時代の演奏の再現です。曲のタイトルは閙元宵(どうげん しょう)。

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琉球王府の時代の再現です。曲のタイトルは紗窓外(さそうがい) 中国語で歌っています。

琉球歴史ロマン この演奏は、まるきり中国風ですね。琉球古典音楽は、中国からの影響、本土からの影響を受けて独自の発展をしたと思います。どのように影響があったのか!? 考えると楽しいですね~。

今回の演奏は、浦添てだこ小ホール完成の記念公演でした。


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