我如古より子さんが民謡を語る
沖縄を代表する歌姫の
我如古より子さんが、
民謡を語ります。坂本龍一さんのワールドツアーに参加するなど、まさに
ワールドワイドに活躍中!
コザ音楽ガイド養成講座にて。
三線の
動画あり
我如古より子さんの
女工節。三線のみで、切々と歌います。
我如古より子さんは、今年で34年になる
民謡ステージ姫を経営しています。最初は、お父様で民謡歌手の我如古盛栄さんが、始めたお店。2000年頃、お店の経営を引き継いで、「どうしたら、お客様に喜んでもらえるか?」を、日々考えています。
昔の「姫」の様子
開店した頃は、団体(婦人会)が多かった。女性がスナックに行く習慣は、無かった。模合(もあい)で、一緒に行く店だった。当時は、「民謡クラブ」と呼んでいたが、「クラブ」は高いイメージなので
「民謡ステージ」とした。しかし、カラオケの登場で、お客が減った。逆に今では、ステージの生演奏を求めるお客さんが多い。
自己紹介
与勝(沖縄本島中部)の出身。10歳からステージに立つ。小学生の頃、ラジオのインタビューで、
「民謡したくない」と言ってしまった・・・。その放送を、ラジオで聞いてしまう。「これは、私だけの問題でない。父に対して申し訳ない」と、反省した。
南米公演
南米のウチナーンチュを訪ねて、80年と98年に行ってきた。80年の訪問、古典と琉舞は沖縄県から派遣されるが、民謡は初めてだったので、とても喜ばれた。2時間のステージが終わっても、お客さんが帰らない。結局4時間のステージ。3人で100曲は歌った。
98年の移民90周年で、また行ってきた。費用は自己負担だったが、とても気持ちが癒された。ボロの三線を大切に弾いていた。舞踊の小道具は、全部置いてきた。来年は、移民100周年。また、行きたい!
坂本龍一さんとの出会い
坂本さんも、YMOも知らなかった。本土のプロダクションは、怖いイメージ。本土の仕事は、私の知らない所で、父が断っていた。夫に相談した。「坂本龍馬なら知ってるけど、坂本龍一って?」 すると夫が、「YMOも知らんのか! 子供の面倒は俺が見るから、このチャンスを逃すな。」と、送り出してくれた(笑) ワールドツアーにも参加した。
ネオジオというアルバムへの参加。
「バリ島の民謡に合う、沖縄民謡は?」と曲を聴かされた。それで思いついたのが、
「耳切り坊主」という唄。民謡は、三線と着物という先入観が崩された。
新しい音楽への挑戦
フランスのパンクバンドの
LSDとも共演した。凄い名前のバンドでしょう(笑) レゲエ調にアレンジした唄も歌っている。
女工節は、戦前に作られた唄。マイナーな音を多用する。
「女工節は、民謡でない」と言われたこともある。ザ・ブームの
島唄も、最初はずいぶんと批判された。しかし、今はどこでも歌っている。わたしもウチナー口で歌っている。新しいことは、何でも最初は受け入れられない。
「女工節」への想い
苦しい時、辛い時は、最後まで歌えない。
民謡ステージ姫
詳細はこちら
午後9時~午前3時まで、年中無休。コザのグランド通りにて。
無料の三線教室あり(月か金の開店前、お店に電話してね)
本当に素敵な、
我如古より子さんでした。
続きは、
民謡ステージ姫にて!!!
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