沖縄三線天国　오키나와산싱천국

コンクールとは？

　コンクールといっても、順序をつけるのではなく、そろばんや柔道の「級」や「段」に相当するもの。新人賞、優秀賞、最高賞と難易度が上がります。課題曲があり、一定のレベルに達していれば合格できます。

　受験のためには、師匠の推薦が必要なので、どこかの研究所に所属しなくてはなりません。大きく分けて、古典と民謡がありますが、私が受験するのは民謡です。「賞」とは無縁でも独学で上手な人もいますが、「あの人は優秀賞だ」といえば腕前が分かりますし、練習の目的・励みにもなります。

リハーサル当日

　午後１時からの開場だが、２時すぎに遅れて行ったら開場は満員でした。受け付けしたら、６５番で「演奏は４時すぎ」になるとのこと・・・。困った〜。　午後５時からは、次の予定がある。そこで、同じ研究所の先輩に相談して、早い順番と交代してもらった。

　体育館のような会場の前には、１０名の審査員が並んでいる。次々と受験者が演奏するが、演奏が終わっても拍手は禁止。　審査員の厳しい言葉が続く、「尺の音が狂っている」「目をキョロキョロさせない」「もっと大きな声で」・・・。いやがおうにも、緊張が高まる。

　いよいよ、私の番に。順序が変わったので、アナウンスで訂正される。慌てて舞台の中央に登場したら、司会者に「ちょっと待って」と言われた。この辺で、リズムが狂った。まずは、調弦。開放弦（何も弦を押さえない）で、上から合、四、工と弾き、続けて下から工、四、合と弾く。なんと、ここでビヨ〜ンと変な音を出してしまった（泣）

　しかし、これで開き直ることが出来た！　練習と同じように、大きな声と三線の大きな弾きを意識。なんとか無難にこなしたら、審査員の方からは、「上等」と一言あって終了。　ふう〜。

　その後、次の予定もあるため、会場を後にした。緊張のためか、携帯電話を会場に忘れた。しかも、会場で充電していたので恥ずかしい・・・。

これは、翌日、師匠の家にて受け取りました（泣）